PCGS社唯一鑑定品 1652年 レーゲンスブルク ターラー銀貨
レーゲンスブルク (Regensburg) は、神聖ローマ帝国の自由都市 であり、当時は商業と政治の重要な拠点であった。
ターラー銀貨 は、17世紀のヨーロッパで広く流通した大型銀貨であり、貿易や国際取引で使用された。
本コインはフェルディナント3世統治下の発行 であり、神聖ローマ帝国の影響力を反映している。
表面(オブバース)
神聖ローマ帝国の象徴である双頭の鷲が中央に刻まれ、その中心には皇帝フェルディナント3世(Ferdinand III, 在位:1637–1657)の肖像が収められています。
双頭の鷲は、帝国の統一と権威を象徴し、フェルディナント3世の統治下における神聖ローマ帝国の影響力を示しています。
周囲の刻印:「FERDINANDVS III D G ROMAN IMP SEMP AVG」= 「神の恩寵による神聖ローマ皇帝フェルディナント3世、永遠のアウグストゥス」
裏面(リバース)
レーゲンスブルク市の紋章である交差する2本の鍵と司教杖が描かれています。
このデザインは、レーゲンスブルクがカトリック教会と密接な関係を持ち、宗教都市としても重要な役割を果たしていたことを示していると思われます。
周囲の刻印:「MONETA REIPVBLICAE RATISPONENSIS 1652」= 「レーゲンスブルク共和国の貨幣 1652年」
本コインの1652年レーゲンスブルク ターラー銀貨は、歴史・芸術性・希少価値の三拍子が揃ったコインです。神聖ローマ帝国の権威を象徴し、350年以上の時を経てなお美しい輝きを放つこの銀貨を、ぜひあなたのコレクションの一部にいかがでしょうか。
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